回胴遊商広報誌第121号
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3回胴式遊技機商業協同組合理事長 大饗 裕記「パチスロ新時代」を迎え、組合員の業を守りながら、具体的な取組みに着手し、業界の流れを変えていく新年明けましておめでとうございます。 組合員の皆様には、ご健勝で輝かしい新春を迎えられたことと、心からお慶び申し上げます。また、日頃の組合運営へのご理解、ご支援に対しましても、厚く御礼申し上げます。さて、皆様もご承知のとおり、現在、遊技業界を取り巻く状況は、様々な難局に直面しております。平成29年12月のIR推進法成立に続き、平成30年7月には、IR実施法も成立しましたが、これに伴い、カジノ問題では、依存症対策に特化した厳格な規制が加えられ、平成30年10月には、ギャンブル等依存症対策基本法が施行されました。この課題に対して、遊技業界全体でも、改めて真摯な取組みが求められておりますが、回胴遊商においても、平成17年から「幼児車内放置ゼロ」巡回活動を実施し、継続的な取組みを続けております。平成30年度も、例年どおり、5月1日から10月末日までを「強化月間」とし、この期間中7月1日から8月末日までの2ヵ月間を「特別強化月間」として特に注意して巡回活動を実施いたしました。その「特別強化月間」の活動中、ホール様の駐車場ではありませんが、お盆の頃の午後、当組合の関東・甲信越支部に所属する組合員の従業者が、プライベートで訪れたショッピングセンター内の屋根付き駐車場に駐車した際、となりに停車していた車の後部座席のチャイルドシートに乳幼児を発見し、すぐに駐車場の警備員に連絡して事故を未然に防ぐことができたという事例がありました。(50ページ参照) また、平成30年2月1日には、依存症対策の一環として、改正規則が施行されましたが、これを受けて、今後、回胴式遊技機は、5号機から6号機へと新たな時代を迎えます。 この「パチスロ新時代」に向けて、組合員が一丸となって新時代を迎えられるよう、更なる努力を続けてまいる所存です。明るい未来を信じ、業界の未来を「切り拓(ひら)く」ため行動する ちょうど一年前の年頭所感で、私は、皆が立ち上がって前進するという意味を込めて「起」(おこす)とさせていただきました。そこで、平成31年のキーワードは、「拓」(ひらく)の一文字に託して年頭所感とさせていただきたいと思います。 現在の業界を取り巻く様々な難局を乗り越えるためには、対症療法的な対応は限界に来ていると思います。遊技業界が真に産業としての市民権を得るためにも、環境の変化に強い業界にしていかなければなりません。 「パチスロ新時代」を迎えるにあたり、私は、短時間で遊技が完結する6号機は、依存問題に資する遊技機であると考えております。これからの明るい未来を信じ、組合員の皆様の業を守り、また、業界の未来を「切り拓く」ため、遊技産業全体の業の確立を目指して、更に積極的に行動してまいります。 最後に、皆様のより一層のご協力と深いご理解を賜りますようお願い申し上げますとともに、ご健康とご多幸をお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。2019年頭所感

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