九州・沖縄支部における令和2年度のサンゴ保全活動は、台風の影響等により、サンゴ苗を海中に植付けるまでに時間がかかりましたが、令和3年7月7日(水)、NPO法人コーラル沖縄の職員の方により、ブセナ海中公園(沖縄県名護市)の海域内でサンゴの植付けを無事終了することが出来ました。く、その後何度も台風に襲われましたが死滅することなく、順調に育っているとのことです。今回植付けたサンゴは、ブセナ海中公園の海域との相性も良九州・沖縄支部では、平成25年から、地域における社会貢献活動の一環として、毎年9月に実施される(一社)日遊協部主催の「99クリーンディ地域大清掃の日」に継続して参加しております。この活動は、平成30年から、「全国クリーンデーとして、全国の日遊協会員が同時期一斉に地域の清掃を行う活動として継続的に実施されており、国際的なSDGs(持続可能な開発目標)の指針に沿った活動となっています。令和3年も同支部では、実施期間である9月1日(水)から10日(金)までの間、組合員等が、自社の事務所がある周辺地域の清掃活動を行い、期間中に参加した人員は37名、活動場所は15箇所で18事業所が参加しました。なお、回胴遊商九州員等も含めて九州地区全体で参加した人員は1,551名、活動場所は450箇所で278事業所となり、九州地区におけるこの活動に対する関心の高さがうかがえました。沖縄支部の組合九州支 ・」・ 海中でのサンゴの成長の様子(一社)日遊協九州支部主催「第4回全国クリーンデー」への協力について令和2年度サンゴの保全活動について【続報】1令和3年7月7日(水)、5人のダイバーが3時間かけて50群体のサンゴを植付けました。サンゴを固定した台座の下に見える白いものは、台座を海底に固定するための水中専用のコーキング剤で、24時間程度でコンクリートの様に固まります。2植付けから1ヶ月後、枝が伸びて来ているのが分かります。台風の影響を受けましたが、80%という高い生存率となっています。33ヶ月後、下の写真のように形が複雑になって来ました。4今はまだ小さなサンゴですが、上手く育てば1年間で1〜10cm位に成長します。植付けたサンゴが順調に成長し、この海域がサンゴの森となるよう、これからも支援を続けます。海中での植付けの様子海底に植付けられた直後のサンゴ枝状サンゴの仲間(令和3年10月撮影)葉状サンゴの仲間(共に令和3年8月撮影)九州沖縄支部31
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