回胴遊商 広報誌第126号
5/32

実際にホール様を回っていますが、若いお客様も最近増えてきたと思いますし、今後、6.5号機もたくさん出てくることを期待しています。榎本善紀理事長(以下、榎本)兼次大饗令和5年は「スマート遊技機」の需要がさらに増えると見込まれますが、遊技機の供給に関する見通しはいかがでしょうか?榎本道がされておりますので、皆様には十分にご理解いただいていると思います。は、やはり、そのゲーム性の幅が大きく広がるということに尽きるでしょう。スマートパチスロ(以下、スマスロ)に先駆けて登場したパチスロの6・5号機が市場に出て、令和4年10月で4か月ほど経ちましたが、遊技機の稼働のバロメーターであるSISにおいては、上位10機種の中に7機種、さらに上位6機種の中ではジャグラーを挟んで5機種の6・5号機が入りました。しかも上位2、3機種は、土日の稼働が約2万枚という状況が120日過ぎても続き、6・5号機がどれだけファンに支持されているかが分かると思います。しかし、パチスロにおいての一番の魅力スマスロは、この6・5号機の差枚数管理2,400枚規制が引き継がれる上に、プレイヤーに不評となっていた有利区間のゲーム数を撤廃しましたので、ゲーム性の幅が格段に広がり、メリハリの効いた、より楽しい遊技機が提供できるようになりました。5年の歳月を経てようやくここまで辿り着いたと思います。スマスロの船出は11月からですが、これからメーカー各社が知恵を絞って、どんどん楽しい遊技機を出していってくれるだろうと期待しています。炊の夢に終わらない様に、我々作り手側は射幸性がいき過ぎないように注意しなければならないと思っています。万が一の場合に備えてコンプリート機能も搭載していますが、極力、そこに至らない範囲でのゲーム性に抑えるため、日工組と日電協は共同で様々な申し合わせを新たに再構築したところです。技機がファンに支持され、ホール様に喜ばれて販売が広がることを期待していますので、製造業者の二団体の皆様には本当に頑張っていただきたいと思います。だからこそ、この稼働、面白さが一我々販売会社は、でき上がった遊すでにここ1、2年で様々な情報が出ておりますが、供給に関して大きな問題が二つあります。一つは世界的に起きている電子部品のひっ迫による遊技機の供給不足です。メーカーもかなり以前から努力をしているのですが、なかなか根本解決には至りません。手間や費用をかけて基板の    5  ―      ― 改版やリユース部品等で対応は行っておりますが、それだけでは厳しいため、今回の事態に対応するため行政にお願いして代替部品の仕組みを構築していただいているところです。しかし、現在の運用を続けることは現行ルールとの整合性にも関わってくるので難しいところですが、中長期的にみると今回の様なことが起きた際に対応できるよう、ルール整備というものも視野に入れていかなければいけないと思っています。もう一つは、専用ユニットの供給量不足です。従来機のCRユニットの需要は、ここ数年は基本的に新店舗用のみで、ユニットメーカーとしても大量に量産するということはありませんでした。そこにいきなり数十万台という需要が出てきたのですが、量産のための設備はもちろん、工場の従業員を含めた生産体制が整わない状態です。従来機(6.4号機まで)・6.5号機・スマスロの内規(自主規制)比較表テーマ 2ス部マ品ー供ト給遊が技課機題の有利区間上限枚数(2,400枚)有利区間ランプ有利区間ゲーム数上限コンプリート機能搭載遊技機情報センターでの情報確認メダル機差枚方式で2,400枚区間内の点灯/消灯は任意4,000G搭 載確認不可スマスロ無制限確認可6.3号機まで:AT開始から点灯必須(以降、区間終了まで継続表示)6.4号機:区間内の点灯/消灯は任意最大獲得 2,400枚1,500〜3,000Gな しな し特別企画【特別対談】 遊技業界の今後とパチスロの展望について内規項目6.4号機まで6.5号機

元のページ  ../index.html#5

このブックを見る