回胴遊商 広報誌第126号
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大饗兼次        ――6「スマート遊技機」がホール様及び遊技ファンにもたらす効果についてお聞かせください。兼次新店というお話が出ましたが、聞くところによると全国のホール様の数は減少の一途だといわれています。これを機会にまたホール様の数が増えてくれればと思うのですが、現実的にそうなるにはまだ時間がかかるのかもしれませんね。兼次 ト遊技機」の見通しについて100万台という数字をお伝えしておりましたが、100万台というととてつもなく大きな在庫と金額を要しますので、ユニットメーカーとしては万が一の場合、屋台骨を揺るがしてしまうおそれがあったと思います。実際、10年以上前から「管理遊技機の生産が始まる」という期待をお伝えしながらなかなか始まらなかったという経緯もあり、「スマート遊技機」の見込みがはっきりし我々としては、2、3年前から「スマーた頃には、経済がどんどん低迷していて投資できる環境になく、それが部品調達の初動を遅らせてしまったと思っております。しかしながら、目下、令和5年春すぎまでには40万台という目処が立っていますので、これを日々少しずつ積み上げていただくよう追加供給を依頼し、ホール関係者の皆様になるべく不自由がない様に皆で協力してまいります。ユニット関係については、確かに現場からは手に入らないという声を耳にしますが、我々にはどの様にすれば改善できるのかが分かりません。ただ、スタートを切ることは決まっていますから、増産できるよう努力を継続していただくことしかお願いできません。各団体ができる範囲で、精一杯努力するしかないと思います。すでに販売を始めているのですが、正直なところ、私もまさかここまで需要をいただけるとは思っておりませんでした。一刻も早く、需要に追いつくよう尽力していきたいと思います。ホール様のメリットについてはすでに様々な説明会でお伝えしており、詳しくお伝えすると大変なページ数になってしまいますので、ここでは大きく三つにまとめてお話しいたします。一つ目は、従業員の作業やホール様の騒音等が軽減されて労働環境が良くなるということ。二つ目は、従来の色々な設備が削減されるため、ホール運営のコストや新店の開店費用が相対的に下がるということ。そして三つ目にはなんといっても遊技機の性能が良くなることでファンが回帰し、ホール様の売り上げ、利益増につながるということです。至れり尽くせりではないでしょうか。ファンについては、冒頭にも述べたとおりゲーム性がかなり向上しますので、これまで離れていたファンが戻って来てくれて、さらにプレー頻度、プレー時間が大きく伸びるのではないかと思っています。ある設計事務所の方が「これからはお店の二極化が進む」と話している記事を読んだのですが、実は私どももメダルが最も減少した時を基準に最大獲得枚数19,000枚(1日の営業内)でコンプリート機能が発動テーマ 3スもマたーらトす遊効技果機が特別企画【特別対談】 遊技業界の今後とパチスロの展望について

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