回胴遊商 広報誌第128号
20/49

遊技業界の社会的地位が低いことから起こる問題かからないユーザー離れ若年層の3支持を得られていないパチンコ・パチスロ業界のパーパスユーザー数を示しています。図□のグラフは、棒グラフが遊技業界の売上推移、折れ線グラフは東日本大震災が発生した2011年は、一気に417万人のユーザーが減少しています。震災そのものの影響もありますが、当時は電力を浪費する不要不急産業としてバッシングを受けました。また、コロナ禍となった2019年には、208万人のユーザーが減少しました。クラスターが1件も発生していないにもかかわらず、誤解や認識不足によって危険な場所という印象操作まがいの理不尽な扱いを受けました。このように、社会不安が高まる状況になると、他の産業に比べ簡単に不要論が広がりやすい業種です。図□にあるユーザー数の減少率で推移すると、2030年までにユーザーは450万人まで減少することが予想されています。この状況になると、遊技台は売れず、さらにユーザーの負担が増えていくことが想像され、ユーザー離れが加速するものと思われます。図□は、2020年から2023年のユーザー減少数における18歳からの比率です。若年層の減少が著しいことが分かります。若い世代を取り込めていないということは、今後、大きな危機であることは間違いありません。12123パチンコ・パチスロ業界のパーパス                       近年、若年層を中心に経済的な成功だけでなく、社会的な影響や存在意義を重視する傾向が強まっています。通常は企業単体で策定されるパーパスを業界全体で掲げるというのは、おそらく日本国内では初めてのプロジェクトになるのではないかと思われます。遊技業界は、課題解決のため、このパーパスを基に存在意義を示し、国民に広く理解してもらうための取組みを推し進めてまいります。全体の減少数内若年層(18-39歳)167万人151万人私たちの業界はファクトで見ると社会の影響を大きく受けやすい他のエンターテイメント業界も一時的に影響を受けているが回復しているぱちんこ業界は離反したユーザーが戻っていない2001年〜2010年のユーザー減少人数は260万人 2001年対比で86% 14%の減少2010年〜2021年のユーザー減少人数は858万人 2011年対比で48% 52%の減少 比 率82万人49%107万人71%2030年課題解決としてパーパスが重要な理由将来の予測数値30年近く歯止めが今後予想される危機2022年⇒2023年はアフターコロナ、スマパチ・スマスロ登場、広告宣伝ガイドライン策定でも28万人の下落(前年比96%)ユーザー離反は止まらない状況。〜減少数の若年層割合〜(2020年〜2023年)今後予想される危機ここ10年余のユーザー離反は顕著であり、大きな課題!遊技人口減少数値の内訳と今後予想される危機差は約600万人パチンコパチスロ減少数値の半数以上が若年層である、特にパチスロは70%以上若い世代の減少率が高いということは将来、確実にさらに先細りしていく。若い世代を取り込めていないということは業界にとって大きな危機である。39歳までの若年層21450万人に減少

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る