回胴遊商 広報誌第128号
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遊技業界の生き残りをかけた正念場い新春を迎えられたことと、心からお慶び申し上げます。また、日頃から組合運営に対し深いご理解ご協力をいただき、厚く御礼申し上げます。まり、羽田空港での航空機衝突事故や、その後も全国各地で地震や豪雨、新年明けましておめでとうございます。組合員の皆様には、ご健勝で輝かし昨年は、元旦の能登半島地震に始これもひとえに組合員の皆様方のご支援と関係各位のご厚情の賜物と深く感謝申し上げます。回胴遊商30年の歴史を振り返っても、遊技業界団体の結束は最も強くなっております。この結束力を武器に、売り手・買い手・ユーザーが三方良しの状態となるよう、取組んでまいる所存です。本年は遊技業界の生き残りをかけた極めて重要な一年になると思います。決して平たんな道ではございませんが、「何としてでもやり遂げる」という強い覚悟と信念を持ち、業界が一丸となって山積する課題の解決に努めてまいりますことをお誓い申し上げます。最後に、皆様のより一層のご協力と深いご理解を賜りますようお願い申し上げますとともに、ご健康とご多幸をお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。に歯止めがかからず、非常に苦しく厳しい1年でもありました。昨年、遊技業界13団体は、一企業ではなく業界全体としてはおそらく日本初となるパーパスとして「遊びの力で、心を元気に。」を策定し、遊技業界の社会的意義を世に発信いたしました。遊技業界全体が同じ方向を向いて、パーパスを醸成しながら業界の地位向上を図り、社会的に必要とされる産業へと発展していくことで、産業全体の利益、業益を最大化していきたいと考えております。私は、業益の底上げこそが、組合員個社の収益を押し上げるだけでなく、「業の確立」や労働環境の改善にも寄与することになると信じております。お陰様で、当組合は昨年6月をもって、創立30周年を迎えることができました。台風被害等に度々見舞われました。また、8月に発表された南海トラフ地震臨時情報は、それほど遠くない将来に起こるであろう南海トラフ巨大地震のリスクを多くの人に再認識させました。そして特に、復旧半ばの能登半島を再び襲った9月の記録的な豪雨による二重災害の惨状に、日本全体が言葉を失い、悲しみに包まれました。さて、昨年の遊技業界を振り返りますと、パチスロ機においては、AT機とノーマルタイプの中間性能となる新たな遊技性を目指した「ボーナストリガー」搭載機が実現の運びとなり、ホールにおいては、広告宣伝ガイドラインに続き、「専用賞品」、「貯玉・再プレー」のガイドラインが策定される等、大きな変革のあった1年でありましたが、一方で、新紙幣発行への対応等の負担も大きく、結果的にはホール店舗数の減少3回胴式遊技機商業協同組合理事長 大饗 裕記

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